ウツボカズラ(靭蔓)

園長のつぶやき2食虫植物2017年6月執筆

すべての動物は、生きるために餌となる植物やほかの動物を食べます。一方、植物は太陽光の下、水と炭酸ガスでブドウ糖を合成して生長します。これを光合成と言って人類が求める究極の化学反応です。人工合成が成功すれば食糧、エネルギー、環境問題などの解決につながります。さて、植物のなかにはとんでもないものが存在するのです。動物を食べてしまう植物、食虫植物です。食虫植物は昆虫などの小動物を巧みなワナで捕らえ、消化吸収して栄養分を得るのです。なかには東南アジアのフィリピンやマレーシアには、巨大な袋状の落とし穴を付けるウツボカズラがあります。これらは小動物ばかりか、コウモリやネズミなどのほにゅう類をも食べる脅威の植物達です。かつての学者はこれらを肉食植物といい、SF映画で人を食ってしまう架空の植物の原型といわれています。ほとんどの食虫植物は栄養分の少ない環境に生育しており、栄養分を確保するために進化の過程で動物を食ってしまう性質を得たのです。
そんなウツボカズラをはじめ、約100点の食虫植物を集めた「食虫植物展」を当園にて開催しています!!ひょっとしたら国内最大かもしれない当園のウツボカズラを是非ご覧ください。

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