チューリップ

園長のつぶやき4チューリップ2017年12月執筆

春が待ち遠しい季節となりました。皆さんは春の花といえば何を思い浮かべるでしょうか。

私は色鮮やかなチューリップです。秋に球根を植えれば容易に咲かすことができる身近な植物ですね。栽培されるチュ-リップは地中海沿岸諸国からトルコ、中央アジアに生育する原種を選別、交配して作出されました。花がカップ様の特有な形で誰もが知っている園芸植物です。世界の主な生産地はオランダで、日本国内で流通する球根の多数はオランダ産です。海外のイメージが強いチューリップですが、実は日本にも自生するのです。和名をアマナといって、日当たりのよい土手や田んぼの畦畔に生育するかわいい植物です。

初めて学名が付けられたのがチューリッパ エデュリス(Tulipa edulis (Miq.) Baker)でしたが、のちの植物学者により少し形態が違うというので独立属のアマナ エデュリス(Amana edulis (Miq.) Honda)と変更しました。変更理由は花が小型で葉は線形、花茎に苞があり、花粉の形態が異なることから分離したのです。

最近になって遺伝子解析からチューリップの仲間であることが分かり、学名も元チューリッパ エデュリスに戻り、日本にもチュ-リップが存在することとなりました。開花は園芸種より早く3月下旬です。

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