Saururus chinensis (Lour.)Baill.

 

ハンゲショウ

2014 年 6月

低地の日の当たる水辺や湿地に生育する多年草で、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、フィリピンなどに分布します。似た種類に身近にあるドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)があります。ドクダミ科の特徴に柔組織中に油細胞があり、独特のにおいがします。両種とも長い地下茎が縦横に伸び、多くの地上茎を出し群生します。和名の由来は半夏生、半化粧から来ており、花が雑節のひとつである半夏生の頃に咲くこと、あるいは半化粧は開花期に葉の下半部が白くなる様子から名づけられたようです。また、別名をカタシログサといい、葉の表面だけが白くなることから方白草となったのでしょう。花期は6月から8月で、花穂は長さ10㎝以上で多数の小さな花をつけます。葉が白く変化するのは送受粉のために昆虫を誘引するためといわれています。兵庫県版レッドデータブック2010のCランクに位置付けられる希少種で、各府県においても絶滅危惧種に指定しているところも少なくありません。栽培が容易で庭園などで植栽されているのをよく見かけます。