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2026年7月15日更新

相談所だより8月号(vol.406)

1.今月の園芸相談

Q, イチジクを鉢植えで育てて5年から6年になりますが、実が成りません。購入時は何個か実が付いていて、2,3年は実を付けていたと思います。どうしたら毎年実を楽しむことができますか。

A, イチジクはクワ科イチジク属です。西アジア原産の落葉高木で雌雄異株です。

日本で一般的に栽培されているイチジクは「単為結果性」(たんいけっかせい)と言う性質を持つ品種です。単為結果とは、受粉や種子がなくても植物ホルモンの働きによって自然に果肉が大きく成長します。

日本に流通している品種は本来、雌雄異株ですが受粉しなくても果肉が成長する雌株だけが選抜され日本に導入されました。

イチジクは1年目から実を付けるので、小さな苗でも購入する時に実を付けていると思います。木が若いときから実を付けると木が成長するためのエネルギーを実に奪われてしまいます。そのため実が成っていても摘果して、木を大きくするようにします。

本格的な収穫は木がしっかり育つ3年目以降がお勧めです。購入した苗の大きさにもよりますが、イチジクは根張りが早いため、2周りから3回り大き目の深鉢に根鉢をほぐして植え付けます。鉢植えで毎年実を楽しむためには、剪定と植え替えがポイントになります。

イチジクはその年に伸びた新しい枝の根元付近に実を付けるので、落葉後の休眠期(12月から2月)に伸びすぎた枝を根元から2から3芽だけ残して切り落とします。

イチジクは根張りが良く、鉢植えの場合根詰まりしやすいので1年から2年毎の休眠期(12月から2月)に鉢から抜き、古い根と周りの土を1/3程落とし1回り大きな鉢に植え替えます。同じの大きさの鉢に植える場合は、根を切り詰めてスペースを作り、植え替えます。

水やりは、春から秋の成長期は毎日鉢底から水が流れるぐらい与えます。夏は特に乾燥しやすいので水切れには注意しましょう。イチジクは乾燥を嫌います。

休眠期(12月から2月)に有機肥料、実が大きくなる頃の6月と収穫が終わった9月から10月に緩効性化成肥料または有機肥料を与えます。1つの枝に沢山の実が付いた場合は、1枝につき1から2個程度に間引き(摘果)を行うと栄養が行き届き、大きく甘い実が楽しめます。



2.今月の花

【タイタンビカス】

  • アオイ科フヨウ属 アメリカフヨウとモミジアオイを交配させた宿根草
  • アメリカフヨウとモミジアオイを交配させた宿根草

    タイタンビカス

    (タイタンビカス)

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